薬剤師の在宅医療における役割と問題点?薬局が主流に!転職

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2006年4月の診療報酬改定で、在宅医療を推進すべく、「在宅療養支援診療所」が制度化されました。

これは、高齢者が急増する事に対応する、新しい試みですが、まだまだ問題が山積しています。

特に、薬剤師がこの在宅医療にどうかかわっていくのか、未だはっきりしてないように思います。

それでは、その問題点と、今後の在宅医療における薬剤師の役割について、観て行きたいと思います。

在宅医療制度

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最近、高齢者の孤独死というニュースを多く耳にしますが、今後高齢者、特に75歳以上の方が急速に増えてきますので、孤独死が社会問題化することは間違いないでしょう。

では、どおして孤独死になるのかと言いますと、核家族型の生活形態により、老人の一人暮らしが増え、体調が悪くなっても病院へ行けなかったり、費用的な面で少々のことは我慢してしまうと言う事が挙げられます。

其の事を予想して、政府では、20年も前に在宅医療制度を打ち出しましたが、一向に周知されていないのが現実です。

また平成18年6月に医療制度改革法が成立し、医療費の伸びを抑える為の法律が出来ました。

その中で、特に医療費抑制の有力な手段として、出来るだけ入院期間を短くする施策が取られたため、余計に孤独死が増える結果となりました。

ですから、先ほどの一向に周知されない在宅医療制度を、もっと多くの方に知ってもらうために、マスコミに大きく取り上げてもらう必要性があります。

又、それと並行して、この制度に参加する病院や薬局などの数を増やさなければならないことも挙げられます。

かかりつけ薬剤師制度

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平成28年度の調剤報酬改定で、かかりつけ薬剤師の業務が新設されました。

この制度は、なかなか進展しない在宅医療制度を後押しする為のものでして、在宅薬剤師を「かかりつけ薬剤師」として制度化し、その地位向上を図ったり、かかりつけ薬局業務をやらなかった薬局には、実施実績のなかった年の翌年から調剤基本料を1/2にするというものです。

かかりつけ薬剤師の条件

  • 3年以上の薬局勤務経験
  • 同一の保険薬局に週32時間以上勤務
  • 当該保険薬局に半年以上在籍
  • 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得
  • 医療に係る地域活動の取組に参画している

その業務内容は、以前から希望していた、服薬情報の一元的・継続的把握ということで、お薬手帳の一冊化・集約化を実施されました。

それから、24時間対応・在宅対応も正式な業務として決まりました。

そして最も大事な所ですが、医師の処方内容をチェックし、必要に応じ処方医に対して疑義照会や処方提案を実施することが、制度化されましたので、今までのようにお伺い的なところは無く、医師と対等に話し合うことが出来るのです。

在宅医療におけるかかりつけ薬剤師の役割と問題点

在宅薬剤師の在宅医療への取り組み方としては、高齢者や重篤患者が対象になる事が多いために、365日、24時間体制が必要とされています。

又、麻薬の供給であったり、無菌調剤が必要な製剤の供給が出来なかったり、医療・衛生材料の供給も、一般の薬局では、なかなか難しい状態でもあります。

そして、特に問題なのが、病院や医療福祉関係に薬剤師の在宅医療への取り組みの、周知不足や理解不足が挙げられます。

この事で起きる問題点の一つに、在宅医療を必要としている人の家にある、薬の大量在庫と、禁忌薬剤です。

もし他業種との連携や協働が進められれば、無駄に薬代として払われている金額が、年間で100億円も減るという試算が出ています。

そうは言っても、高齢化はますます進んで行きますから、まず地域の薬局勤務の在宅薬剤師は、こまめに訪問を繰り返し、患者と親しくなることが第一でして、そのことで家の中まで上がる事が出来、服用されている薬を確認することが出来るようになるのです。

そして、連絡手帳のようなものを作り、そこに、薬剤師として思った事や、患者に指示した事などを書き込み、医師や福祉関係者に見てもらい、又、指示を仰ぐと言う事をしてみるのも、連携や協働の為の、一つのとっかかりになるのではないでしょうか。

そんな、まだまだ問題の多い在宅医療ですが、これから絶対に必要になる制度ですので、重要な位置にいる薬剤師が、まず率先して動かなければ、なかなか進まない制度のように感じます。

それから最後に管理人ヒロカミからのお願いになりますが、できれば、在宅医療に係わるかかりつけ薬剤師を目指す方は、大型病院の無い、あるいは医師の少ない地域の、在宅医療に参加している薬局に転職していただけたらと思います。

そのことで、医療機関の少ない地域の患者は、どれほど安心感を得られることでしょうか、ちょっとでいいので、頭の片隅に入れといていただけたらと思います。

P.S

今後、在宅医療に参加していない調剤薬局は淘汰され、在宅医療参加型の薬局が増えると言われています。

しかし、時代の進むスピードが速すぎませんか?転職を考えている方にしてみれば、何処が将来的に安心なのか全く見当もつかない状態ですね!いっそのこと、安定している、麻薬捜査官や自衛隊の薬剤担当幹部候補、地方公務員の薬務職なんてのもあります。

でも、在宅医療に携わることは、結構なやりがいに繋がるように思いますがいかがでしょう、ですので、かかりつけ薬剤師制度に参加している薬局に転職して、どうかあなたの知識を多くの患者の為にご活用いただけたらと思います。

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